岩櫃落城の悲話を今に伝える
密岩神社
真田氏に攻められて落城した岩櫃城主・斉藤基国。その奥方が子供を身篭り、出産しながらも、基国を探し回ってやがて息絶えたという落城悲話を伝え、安産子育てのご利益があると言われています。奥宮といわれる古くからの神社は、密岩通り登山道の中腹にあり、崖の中に造られた社で、だれがどうやって造ったのかは謎です。現在は落石により損傷が激しく、参道も脆く危険で、行く事ができませんが、地域住民の厚い志により、2011年5月、地区の中心地に里宮が設けられ、遷宮。ドーンと聳える岩櫃山を背景にする里宮は、修験の山と一体となった神聖な佇まいを感じさせます。NHK大河ドラマ「真田丸」の撮影クルーは初めてここを訪れ、その迫力に一同が一様に嘆息を漏らしました。里宮から5分ほど歩くと、幹の太さが吾妻地域で最大の桜「大隅桜」があります。エドヒガンザクラの巨木で、推定樹齢は300年以上です。真田信繁様の壮絶な最後を脳裏に思い描き、この老桜が岩櫃をバックに散らす桜吹雪を見にきて下さい。
場所 | 〒377-0811 群馬県吾妻郡東吾妻町郷原1126 GoogleMap |
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