吾妻忍者の末裔の育てる椎茸

根津農園

吾妻忍者の修験道の地「岩櫃山」の麓で椎茸作りをされている忍者の末裔がいるのを知っているでしょうか。根津農園さんは、祖先を辿ると根津潜龍斎（せんりゅうさい）という名で、元々は武田の家臣であり、最後に従軍したのは、第一次上田合戦だったそうです。修験道者を引退した江戸時代から農業をされています。元々は大学で教員をされていた根津さんは曰く「岩櫃山を一回りする中でわかってきた」と自身の先祖に想いを馳せながらの椎茸の栽培を研究をされている姿は、吾妻忍者を思わせます。根津農園では霊芝（れいし）と呼ばれるキノコの栽培も行っています。実は江戸時代になると、薬草最終を始めた祖先が、霊薬を作っては上納したり、医者の代わりをしていたそうで、農園の近くの分家の根津と呼ばれる家では今でも伝わっている薬の作り方があるそうです。霊芝の栽培や販売に関しても、祖先がどんな人だったかを意識しているそうです。吾妻の地域に来た際には、吾妻忍者の末裔の育てた椎茸や霊芝を買ってみてはいかがでしょうか。