講師
伊与久 松凬
Matsukaze Iyoku
1973年生まれ
千葉県出身
武号:松凬(まつかぜ)
東京学芸大美術学科卒
挨拶
皆さんこんにちは。私は伊与久松風と申します。
私は1973年、吾妻に蟠踞した地侍「伊与久党」の末裔として生まれました。子供の頃から、祖母や法印(山伏)に就いて、この地方に伝わる兵法「甲陽流」を稽古してまいりました。
長じてからは当地の忍術名人・割田下総の伝えや、甲斐駒ヶ岳の修験道、三重大学の山田雄司教授と最後の忍者と言われる甲賀流・川上仁一宗家より教えを受け、日本忍者協議会の五段範師として忍者文化を今に伝える活動を行っています。
忍術はこの混迷の時代に、忍耐すること、工夫すること、自ら満ち足りることを教えてくれます。
一人でも多くの皆さんが、この素晴らしい日本の伝統文化に興味を持って頂ければと望みます。
講師 吾妻伊与久党十四代 伊与久松風(旧字)
– プロフィール –
真田氏旗下、吾妻衆伊与久党後裔。泉州伝日月流の最後の伝承者、伊藤貞三と吾妻伝甲陽流の祖母の孫として、幼少より父や一党の老人より兵法を学び、高校生の時、太極蟷螂拳・根元一己老師に出会い中国武術の門を叩く。以降、日本と大陸を行き来しながら様々な武術流派を学び、多くの名人・達人と交わり見聞を広める。
主に薫陶を受けた流派としては、吾妻流(伊藤流・馬場流小具足・甲陽流兵法)、太極蟷螂拳、六合蟷螂拳、楊氏太極拳、開極拳、峨眉派洪門功夫、八天無双流棒術、小林流空手道、浅山一傳流躰術、宮川順心流体術など。
1996年に上海にて形意・八卦名家、鄒淑嫻老師に師事し、1999年に拝師、正式に張派姜氏門第三代を允可される。帰国後、太和躰術協会を組織、長野県を本拠として伝統体術の普及と発展に力を注いでいる。
また、甲賀流伴党二十一代・川上仁一宗師家より、山家当流鎧組撃および伊賀甲賀流鎖鎌術を学び、日本忍者協議会「忍道」陰忍五段師範として伝統の忍術を受け継ぐ。
岩櫃城忍びの乱が地域おこしグループとして立ち上がった草創期の2014年以来、当乱とともに吾妻真田忍者の文化振興に常日頃から尽力。多くの忍者関係者と吾妻との交流づくりも積極的に推し進めている。吾妻真田忍者の体現者であり、伝道師。現代日本を代表する忍者である。
太和躰術協会「錬誠館道場」館長。「甲陽真田忍者資料館」館長。八卦掌「永」字輩。