彼らはいつ・どのように活躍したのか
忍者はいつ誕生したのかという疑問については、今も研究が進められています。忍者の起源には諸説あり、日本最古の歴史書「日本書紀」に出てくる「道臣命(みちのおみのみこと)」や、聖徳太子が関係したという伝説もあります。実際には、鎌倉時代あたりが忍者の起源ではないかという説が有力です。
忍者がもっとも活躍を見せたのは、武田信玄や織田信長、豊臣秀吉といった有名大名が争った戦国時代。ここで忍者は、数々の戦で功績を残しました。そして現在、平和になった世の中でも忍者は生き残り、その文化を後世へ伝えようと活動しています。
忍者の起源
忍者の起源は、13世紀後半の鎌倉時代に暴れ回っていた、アウトローの傭兵集団「悪党」だと考えられています。彼らは、時代の変遷と共に立場や名前を変えていきました。そして、1487年の室町幕府と伊賀忍者・甲賀忍者の戦い「鈎の陣」をきっかけに、その名を世にとどろかせることとなります。
戦国時代の活躍
戦国時代では、敵の情報の重要性が非常に高まり、忍者のスパイ活動が全国各地に広がりました。戦いの場においても、真田忍軍が徳川軍を苦しめたり、甲賀忍者が島原の乱で敵を壊滅させたりと、歴史さえ動かす活躍を残しています。この時代には、海外へと進出する忍者も現れました。
江戸時代から現代まで
江戸時代になり平和な世の中が訪れると、忍者の活動は情報収集や警備へと変わり、明治時代に移りその役目は終わりを迎えました。しかし、その後も忍者の技術は書物や道場で受け継がれ、現在まで残り続けています。